Form I-539: 非移民ステータス延長・変更申請書
米国内に滞在中の非移民ビザ保持者が、合法滞在期間の延長や別のビザ区分への変更を行うための公式申請書です。
Form I-539はどのような人が対象か?
米国内に非移民ビザで適法に滞在しており、現在の滞在可能期間を延長したい場合、または別の非移民ステータスへ移行したい場合にForm I-539を提出します。観光ビザ(B-2)の延長、他ビザから学生ビザ(F-1)への変更、就労ビザ保持者の帯同家族(H-4など)のステータス延長が代表例です。
なお、就労者本人(H-1BやL-1)のステータス延長は雇用主がForm I-129を通じて行いますが、帯同家族の延長手続きは本人がForm I-539を作成して提出する必要があります。
いつ申請すべきか?
現在の合法的な滞在許可期限が切れる前に提出を完了しなければなりません。USCISは、Form I-94(出入国記録)に記載された有効期限の少なくとも45日前までに申請することを強く推奨しています。
有効期限が切れた後に提出した場合、不法滞在(Out of Status)となり、申請は却下され米国からの即時出国を命じられるリスクが生じます。
どこへ提出するか?
Form I-539は、USCISオンラインポータルを通じた電子提出、または郵送による紙での提出のいずれにも対応しています。
オンライン申請は進捗状況のリアルタイム確認や追加資料提出がスムーズに行えるため推奨されます。郵送提出の場合は、居住地およびビザ区分に応じた指定Lockbox住所宛てに送付します。
申請費用と審査期間
申請費用: 基本申請料の最新改定額については公式の uscis.gov/forms をご確認ください。
審査期間: 担当サービスセンターにより異なり、通常3〜12か月程度を要します。なお、一部の対象ビザ区分では特急審査サービス(Form I-907 Premium Processing)を利用して審査を大幅に短縮することが可能です。
よくある失敗と注意点
- 期限切れ直前の遅延提出: I-94の失効日までにUSCISに受理される必要があります。特別な不可抗力を立証できない限り、遅延提出は自動却下となります。
- 生体認証(バイオメトリクス)通知の看過: 指紋採取の予約通知が届いた場合、指定された日時に必ず出頭してください。無断欠席は申請放棄とみなされます。
- 古い申請書エディションの使用: USCISはフォーム改定を頻繁に実施します。必ず公式サイトで最新の有効版を使用しているか確認してください。
提出後の審査プロセス
申請書が受理されると、受領通知(Form I-797C)が発行されます。期日内に適法に提出されている場合、審査結果が出るまでの間は米国内に合法的滞在が継続して認められます。
生体認証手続きを経て書類審査が行われ、最終的な承認通知(新たなI-94が付属)または却下通知が郵送されます。
よくある質問(FAQ)
ステータス変更(Change of Status)の審査中に米国外へ渡航できますか?
いいえ。ステータス変更の審査中に米国外へ出国した場合、USCISは申請を自主放棄したものとみなし、申請は自動的に却下されます。承認通知を受領するまで米国内に留まる必要があります。
家族全員を1つのForm I-539でまとめて申請できますか?
はい。主申請者は配偶者および21歳未満の未婚の子供を共同申請者として同一のForm I-539に含めることができます。ただし、追加の家族1名ごとに補足書類「Form I-539A」の提出が必要です。
滞在延長の審査期間中に就労することはできますか?
所持しているビザ区分によって異なります。就労ビザの扶養家族(H-4など)は一般に延長審査中の就労は認められませんが、一部の就労ビザ区分には継続就労猶予期間が設けられています。ご自身のステータスに応じたUSCIS規則をご確認ください。