Form DS-260:オンライン移民ビザ申請書
米国外に滞在しながら永住権(グリーンカード)を取得する申請者が、全米ビザセンター(NVC)および米国大使館に対して提出する電子申請書。
DS-260フォームとは何ですか?
**DS-260フォーム**は、米国外から米国移民ビザ(永住ビザ)を申請するすべての人に提出が義務付けられているオンライン申請書です。「電子移民ビザ申請書(Electronic Immigrant Visa Application)」とも呼ばれ、詳細な個人身元情報、家族情報、就労履歴、軍歴、治安および適格性に関する質問事項を網羅的に回答します。
米国内でのステータス調整(I-485)ではなく、海外の米国大使館・領事館を通じた「領事館手続き(Consular Processing)」で永住権を取得する場合に必須となります。
DS-260の記入手順と申請時期
**DS-260の記入**を開始するには、国務省全米ビザセンター(NVC)から届く「ウェルカムレター(Welcome Letter)」を待つ必要があります。この手紙に記載されている「NVCケース番号」と「インボイスID番号」を使用して申請ポータルにログインします。
このステップは、ビザ速報(Visa Bulletin)の表Bまたは表Aにおいて、ご自身の優先日(Priority Date)が有効枠に達した(あるいは近づいた)段階で案内されます。
提出先とポータル
DS-260は100%オンラインで提出します。書類を印刷して郵送する必要はありません。
国務省の「領事電子申請センター(CEAC : Consular Electronic Application Center)」の公式ウェブサイトから入力・提出します。送信完了後に表示される「DS-260確認ページ(Confirmation Page)」は、大使館面接当日の必須持参書類となるため、必ず印刷して大切に保管してください。
申請費用と処理期間
申請手数料:DS-260を入力する前に、NVC移民ビザ申請処理手数料および扶養誓約書(I-864)審査手数料を支払う必要があります。家族呼び寄せか就労移民かによって金額が異なります。
審査期間:DS-260の送信および公的書類のアップロード完了後、NVCが書類を審査するまでに通常2〜4週間程度かかります。NVCの確認完了後、現地米国大使館の面接枠の空き状況に応じて面接日が割り当てられます。
よくある不備と注意点
- 居住地履歴の抜け漏れ:16歳以降に住んだすべての住所を空白期間なく記入する必要があります。住所の脱落はバックグラウンドチェックの遅延や面接での疑義につながります。
- 面接管轄大使館の誤選択:日本在住であれば在日米国大使館(東京)または在沖米国総領事館など、ご自身が実際に面接を受ける管轄公館を正確に指定してください。
- 子供の記載漏れ:移民申請に同行しない子供、養子、過去の配偶者との間の子供も含め、すべての子供を申告する法的義務があります。
提出後の流れと面接準備
DS-260の送信後、日本の戸籍謄本(英訳付き)、警察証明書(渡航証明)、財政証明書類などの裏付け公的公文書をスキャンしてCEACポータルにアップロードします。
NVCが全ての書類を承認すると、ケースが「書類完備(Documentarily Qualified : DQ)」と認定されます。その後、在日米国大使館での面接日程が確定し、指定医療機関での渡航健診を受診して面接本番に臨みます。
よくある質問(FAQ)
提出後にDS-260の内容を訂正・変更できますか?
いいえ。一度送信を完了するとオンラインフォームはロックされます。修正が必要な場合は、大使館面接の冒頭で領事官にロック解除を依頼するか、書類が海外大使館へ送付される前にNVCへ再開を要請してください。
米国大使館・領事館の面接には何を持参すべきですか?
DS-260の確認ページ(Confirmation Page)、有効なパスポート、CEACポータルにアップロードした全ての公的公文書の原本、および指定医療機関(Panel Physician)による未開封の健康診断報告書を持参してください。
DS-260承認後、グリーンカードはどのくらいで届きますか?
面接で承認されると、パスポートに移民ビザ(Immigrant Visa)が貼付されます。米国に入国しUSCIS移民手数料を支払うと、通常90日以内に指定した米国内住所宛てに本物のグリーンカードが郵送されます。